緑内障とドライアイの関係は?緑内障とドライアイの状態別対処法

10.052017

この記事は5分で読めます

関係性

 

 

 

加齢に伴い、現代病でもある「ドライアイ」や「眼精疲労」の他に、「緑内障」、「白内障」等の病気も気にしなければいけなくなりますね。

 

 

特に「緑内障」は40歳代から発症しやすくなりますし、放っておけば失明するって知っていました?日本の失明する原因の第1位なんです。

 

 

しかも日本では緑内障になっている人(眼科受診・治療中・未治療に関わらず)は400万人位もいるとのことです。

 

 

自覚症状がほとんどないため、治療を受けているのはそのうち約20%ともいわれています。

 


しかしこの頃は健康志向が高まり、自分の地域の検診や自分の所属する会社の検診、人間ドックに行く人が多くなっていますので、そこで引っかかり、眼科を受診することになることも多いのではないでしょうか。

 

 

じゃあ、緑内障の症状って無いの?

 

 

言ったら実はすぐ目がおかしいなと感じるような症状って無い事の方が多いんです。

ただ、慢性と急性に分かれ、2つの症状の違いは全く違います。

 

 

緑内障の中でも一番多い、慢性的(少しずつ)に進む症状を例に挙げると、視野が狭くなったり、視界が黒く欠損していくことが徐々に進みます。

 

 

始めは小さな黒い点から始まり、且つちょっと片方の視界の欠損が大きくなったとしても、もう片方で補ってしまうので、なかなか気づかれにくくなります。

 

 

片目の視野って60%欠損しないと気づかないらしく、おかしいと思った時はかなり進んでいると言うのも納得ですね。

 

 

視野の欠損以外は、現代病の「ドライアイ」や「眼精疲労」的に、かすんで見えたり、視力が低下したかなくらいだそうです。急性になってくると、視野欠損の他に痛み・充血等が出てくるのでわかるのですが、慢性に徐々に進む方はわかりにくいですよね。

 

 

しかし、目がかすむと言ったら、目のどのような病気や老化現象にも出てきそうです。

 

 

老眼・ドライアイ・眼精疲労・白内障等、眼科に行くとしたら、「目がかすんで・・・。」というところから説明し始めることが多いのでは。

 

 

でも皆さんご存知ですか?

 

 

緑内障とドライアイって、密接な関係があるんです。

 

 

緑内障の人は必ずドライアイになるとか、ドライアイになったらいつかは緑内障になるという直接の原因は、色々調べてみると実際は「無」です。

 

 

でも、緑内障とドライアイは密接な関係があるので、これから紐解いていきます。

緑内障やドライアイは個々の病気ではないのでは!

と思えてきますよ!

 

 

 

緑内障とドライアイは密接な関係

密接関係

 

ドライアイの症状として、①目がかすむ、②目が疲れる、③視界が異常に眩しい等あげられますが、緑内障の症状も初期の人は①目がかすむ、目が疲れる、と言った、最初は同じような症状がおこります。

 

 

人は最初ドライアイや老眼のように、病気や老化としては軽いものから考え始めますよね。

 

 

「目がかすむ」を1つ取ってみても、緑内障は「眼圧の上昇による視神経の障害」なので、視野が狭くなったり、視野が欠損したり、しかも片目のみの発症だとしたら、もう片方の目が補うので見えなくはないけど、かすんで見えたりするでしょう。

 

 

ドライアイは涙が減る、目から出る油の量や気候的に乾燥状態のため、涙の蒸発が速い、目の膜が潤わず、かすんで見えたりします。

 

 

同じ症状でも、緑内障とドライアイだと全く違う状態から起こってくるんですよね。

 

 

じゃあ、どうして密接な関係っていうの?

ということですが、いろんな文献を見てみると、ドライアイ(重度)の人が緑内障もあったり、緑内障の人が重度のドライアイが認められているんですって!

 

 

しかも60%以上の人が併発しているそうで・・・。

色々検索してみたのですが、直接的なものはやはり無い感じです。

 

 

ただ、眼圧が上がる原因として、

 

  1. 他の病気によって起こる(高血圧・糖尿病等)  
  2. 眼精疲労  
  3. ストレス  
  4. 運動不足
  5. 肥満  
  6. 加齢  
  7. アルコール・タバコ  
  8. 強いまばたき

 

 

がありますが、緑内障とドライアイの原因って、似てくるんですよね。

 

 

他の病気から(後述します)とか、眼精疲労、生活習慣によりというところが似通っているので、どうしても併発しそうですよね。

 

 

あと、気になるところとして、「強いまばたき」で眼圧が上がるということです!

そんなことで?

 

 

なぜ「強いまばたき」に注目したかと言うと、日本人の緑内障のほとんどは「正常眼圧緑内障」なんだそうです。

 

 

眼圧が上がったために視神経が損傷するわけではないので、おそらく①視神経の血流の悪さ、②視神経が弱く、正常な範囲の圧力でも損傷してしまう、と言われています。

 

 

日本人はもともと世界の人々に比べて全身の血管が細いと言われているので、視神経の血流が悪いのも、血管が細いから酸素と栄養が十分に運ばれない、だから視神経の血流が悪いし、視神経が酸素・栄養が満たされず弱くなると言われたら、そうだろうなぁと思っちゃいます。

 

 

じゃあ、ドライアイになり、目がかすみ、しょぼしょぼしてきたとします。

 

 

私達何するかと言うと、目をギューッとつぶったり、つらくなると瞬き頻回にしたり、もっと気になると目をこすっちゃいますよね?

 

 

「まばたき」、「目をこする」なんて眼圧が上がっちゃいます!

 

 

ドライアイが続くと正常眼圧緑内障になってもおかしくないと思いませんか(個人的見解です)?

 

 

でも「まばたき」、「目をこする」って人の生理的に普通に行うので、気を付けるといってみても・・・。

 

 

「ドライアイ」の自己ケア(特に目薬)は後述しますが、緑内障を悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。

 

 

 

緑内障の目薬でドライアイになり、ドライアイの目薬で緑内障悪化が!

目薬

 

緑内障とドライアイ治療のファーストチョイスはどちらも目薬になると思います。

 

 

緑内障の治療はまず目薬が出されると思います。

 

 

そのなかでも、「抗コリン系点眼薬」はドライアイがほぼ起きます。

その理由は、「抗コリン薬」は交感神経を有意にしてしまうんです。

 

 

交感神経を有意って?ということですが、いわゆる「緊張状態」を作っている感じです。

緊張すると、口が乾いたり、食欲が無くなったり、便秘になったりと。

 

 

緊張状態は涙も出にくくなるので目も乾いてくる=ドライアイになる、ということになります。

 

 

なので、緑内障の患者さんにドライアイ用の目薬が処方されているそうです。

 

 

また、逆にドライアイの目薬、特に市販されているものに関しては緑内障の人は注意が必要です。

 

 

以下の「血管収縮」をする成分を含む目薬は買わないことをお勧めします。

 

  • 塩酸ナファゾリン
  • 塩酸テトラヒドロゾリン
  • 塩酸フェニレフリン

 

 

それ以上に、私はドライアイの目薬は医師に処方してもらうのが一番だと思います。

 

 

何が良くて、何が悪いとか気にして、且つ間違っていたら元も子もありませんからね。

私はこのカタカナの成分がいつもおぼえられないので、医師処方にしてもらっています。

 

 

 

緑内障とドライアイ、悪化させないために自分でできることはどちらもほぼ同じ

頭を抱える女性

 

じゃあ、緑内障とドライアイ、両方持っている人、片方のみ持っている人が自分でできるケアはそれぞれ分けてケアしなければいけないの?

 

 

ということですが、治療という部分では違いますが、自分で気をつけなければいけないことはほぼ同じです。

 

 

治療

 

緑内障:目薬で眼圧コントロール、1剤から開始、効果が無ければ2剤併用、それでも眼圧が高ければレーザー治療・手術等考慮

ドライアイ:点眼、効果が無ければ、涙点プラグ(涙点閉鎖:点眼麻酔をして行う)

 

 

日常生活で気を付けること

 

緑内障とドライアイになる要因は、若干の違いがあると言えど、ベースは同じです。

 

 

共通要因

 

  • 他病気(高血圧・糖尿病)の合併症
  • 目の酷使(こくし)・眼精疲労
  • 睡眠不足
  • ストレスの持続
  • 長時間のデスクワーク(パソコン作業や不適切な姿勢)
  • 嗜好品の摂りすぎ(お酒・タバコ・コーヒー等)
  • 毛様体筋の機能低下

 

 

高血圧・糖尿病を持っている人は全身の血管が脆かったりしますし、糖尿病だと血糖値をコントロールできないと神経障害が来たり血流が悪くなったりします。

 

 

目の酷使や眼精疲労なんて論外です。睡眠不足だって、寝る時間が少ないってことは目が開いてますもんね。

きちんと目を休ませてあげましょう!

 

 

パソコン作業も一点を凝視して毛様体筋を疲れさせるし、うつむいてスマホいじりや作業は目が疲れるだけでなく、眼圧を上げます。

 

 

タバコは血管を収縮させますし、お酒による脱水、コーヒーにより尿の量が増えて脱水とか目の血流に影響するものは過度に摂りすぎるのを止めましょう。

 

 

 

まとめ

 

  1. 緑内障とドライアイは直接関係あるわけではないけど切り離せない関係
  2. 緑内障とドライアイの目薬に注意!ドライアイの目薬は市販よりも医師処方!
  3. 緑内障とドライアイに関して、共通する自分で気をつけられることは日常生活の改善から始める!

 

 

まずは眼圧を上げず、ドライアイにならないような身体づくりからといった感じです。

自分の日常生活を改めることから開始すると良いと思います。

 

 

だって、上記を改善するってことは、身体全身に良いことですからね!

 

 

関連記事

  1. 新聞と虫メガネ
  2. 片目を押さえる男性
  3. 考える銅像